 
カカオの原産地は、南米アマゾン河流域とベネズエラのオリノコ河流域。栽培に適しているのは、赤道の南北緯20度以内とされていますが、実際は南北緯8度以内の地域で75%が栽培されています。年間と通して、気温20〜30℃、日照時間1日平均5〜7時間、降水量年間2千mm以上の高温多湿地域で、土壌地質はローム層系の粘土質40%以下の水はけの良い土壌が適しています。
カカオの木はアオギリ科に属し、一般的に樹高7〜10m。花の色は白か黄色を帯びた白で、幹、枝の区別なく1本の木に年間5千〜1万5千の花が咲きます。実は開花から約6ヶ月後。1本に年間70〜300個の実がなります。なんと、花が実になる確率は1〜0.25%に過ぎません。果実は「カカオポッド」と呼ばれ、長さ12〜25cm、直径約15cmのラグビーボール形。色は黄色から赤褐色、緑などさまざまですが、中の果肉は白色で、かすかな甘味と酸味があります。
果実の中にはヌルヌルした粘着質のパルプに覆われた種子が20〜40粒、5〜8列に並んでいます。これがチョコレートの主原料「カカオ豆」で、1本の木から年間わずか1〜1.5kgしか採れません。収穫は植樹から4年頃(近年では2〜3年から開始)から行われ、最盛期は樹齢12〜15年頃とされます。ほとんどの生産国では年2回の収穫期があります。

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